とある飲食店店主との一年

今年も残すところあとわずか

修行前、修行中、独立、そして現在も共に歩んでいる、とあるらーめん店主との一年を振り返ると、いろんな事を思い出します。

一生に一度と思われる大きな出来事
・緊急事態宣言、そしてその対応
・コロナ禍で延期になっていた店主の結婚式

去年から今年にかけて、社会も、個人も大きく環境が変わりました。

"らーめん一杯一杯を丁寧に真心込めてお届けしたい。ご近所の方が毎日来て下さるようなお店でありたい"

そんな店主の想いに共感しているからこそ、これまでもそしてこれからも、共に頑張ろう。いつもそう思っています。

お店が繁盛することはもとより、彼と彼の大切な家族が幸せに暮らせるように。そんな想いで彼の仕事をお手伝いしています。

今年は、
①既存のおみやげ品の販路開拓
②外販新商品のリリース(チルド商品)
③新メニューのレシピ開発(新しい価値創造)
④価格改定

などなど

①既存のおみやげ品の販路開拓
友人の紹介でゴルフ場のおみやげに採用して頂いたり、イベントのケータリングで洋風アレンジして召し上がって頂いたりと、仲間の力を借りながら少しずつお取り扱いが増えています。
また、試験的な取組みではありますが、初の輸出、海外進出も。高崎市を通じて、シンガポールのコンビニエンスストアの棚にも並びました。シンガポールへは引き続きご提案中。

②外販新商品のリリース(チルド商品)
おみやげらーめんの製造工場と協力しながら、新たにチルド商品(生麺&スープ2食入り)をリリース。県内はもとより関東圏で70店舗以上のスーパーマーケットで販売頂き、より身近に手に取って頂けるようになりました。コロナ禍で外食を控えざるを得ない方が多い中、少しでもステイホームをお楽しみ頂けていたら嬉しいです。

③新メニューのレシピ開発(新しい価値創造)
目玉は"塩らーめんの新作"。修行時代のレシピに、"香川県三豊市の料理人が海水を汲み薪で焚いて作る粗塩"を加え、より一層旨味(甘み)を感じられるらーめんが完成しました。私の友人が愛情と手間暇を惜しまずに作る海のミネラルいっぱいのこの塩が、高崎のらーめんを更に美味しくする。距離は離れていますが、料理人×料理人のコラボが完成しました。(まだ未体験の方は是非。チャーシューとの相性抜群です)
そしてそのらーめんに使う塩ダレと、地元三喜鶏園のビタミン豊富な濃厚卵を併せたTKG(卵かけご飯)も。らーめんを待つ間の味覚のウォーミングアップにもよし、ちょっとだけらーめんスープをかけて啜るのもよし。
らーめん店だけど凄いTKGが食べられます。

④価格改定
開店以来積み上がって来たデータを洗い直し、コロナで席数を減らした営業の中でのオペレーションの改善をはじめ、持続可能な経営やお客様の満足度を保ちつつ、店主と家族のQOL充実を目指してメニューの見直しと価格改定を実施。単なる値上げや原価を下げる(=実を落とす)ことではなく、新しい価値を付加した上で、お客様により喜んで召し上がって頂けるような価格に設定し直しました。

その他にも、来店者用の駐車場の追加や、近隣駐車場への迷惑駐車を無くすためにお店ができることをしています。

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