【 機能性昆虫食×群馬 】〜シルクフードチャレンジ〜 ②

写真は、現在も稼働している日本随一の製糸場である碓氷製糸の工場内の様子。



試食会の翌日はフィールドワークとして県内数カ所を訪ねました。


まずは少林山達磨寺へ。プロジェクトの成功祈願をするとともに、地域の歴史についても触れて頂きました。


高崎だるまの歴史には、養蚕、農業とだるまづくりを行ってきた地域の歴史が深く関わっています。

現在の丸いだるまの形は繭の形でもあるとも言われる事もあり、本堂には奉納された繭も残る少林山達磨寺。



上毛かるた『縁起だるまの少林山』モチーフの顔出し。

少林山達磨寺では、大願成就を祈念して、繭のような”白い”だるまをお買い上げ。



昼食前には、旧中山道沿い、高崎宿と板鼻宿の間に設けられた【上豊岡の茶屋本陣(群馬県史跡)】を訪ね、解説を頂きました。



そしてその中山道沿い、我が地元豊岡の名店【中国料理 四川】で昼食。

なんと季節限定【冷やし担々麺】が今日からメニューインという事で炒飯、麻婆豆腐と共に迷わずオーダー。美味い!の一言。



お腹も満たしたところで、豊岡から車を走らせること約35分。

安中市(旧松井田町)にある【碓氷製糸株式会社】へ。

生産量は全盛期のおよそ6%にまで減っていますが、”養蚕・製糸関連業で栄えた群馬県”の歴史を脈々と伝える貴重な施設です。



碓氷製糸の田中常務、狩野主幹とPJメンバーで懇談。こちらは上毛TRの高橋さん(元富岡市地域おこし協力隊員として養蚕に従事した経験あり)にお繋ぎ頂きました。

製糸業、養蚕業、歴史から現在の状況まで、とても詳しくご解説を頂き、またこのプロジェクトにもご興味を頂き、とても有意義なお話をさせて頂きました。



現場のプロ、萩原課長に施設内をご案内頂きました。

写真は”ケバ”と呼ばれる製糸工程ででる繊維。



現在国内で稼働している製糸場としては規模は日本一。様々な製糸関連施設が現在も見学できます。



日産製の製糸ライン。単一のモーターの動力によって、一連の機会が全て駆動しています。完全アナログのシステムですが、稼働する様子は圧巻。見学者全員が圧倒されました。現在メーカーによるメインテナンスは行われていない為、全ての機器のメンテを同社の技師さん達が行っています。




設備が更新され現在は使用されていない乾燥機。昭和47年製。



一般の見学コースは主に製糸に関わるラインですが、今回は機能性昆虫食の”原材料”視点で多くの施設をご案内頂き、また沢山のご示唆を頂きました。碓氷製糸の皆さん有り難うございました。今後の情報共有や連携のご提案もさせて頂き製糸場を後にしました。梶栗社長の手には嬉しい収穫が。



碓氷製糸から車を走らせること30分弱、様々な蒟蒻製品の開発、製造販売を手がける下仁田町の【茂木食品工業】さんへ。

下仁田町前副町長の吉弘さんにご相談し、以前吉弘さんと共に【ローカルサミットin東近江】でご一緒した黒澤さんにお繋ぎ頂き面談させて頂くことが出来ました。当日は小金澤さんも駆け付けて下さいました。皆さん有り難うございました。



茂木社長は多岐にわたる商品開発や技術開発を手がける蒟蒻業界のトップランナーのお一人。

実績はもちろん、それを裏打ちする熱意とアイデア溢れる茂木さんのお話に、こちらのプレゼンがいつの間にか社長への質問大会になったりと、時間が経つのを忘れるほどたくさんお話をさせて頂きました。



茂木社長はじめ社員の皆さん、有り難うございました。

次にお会いする時には新たな扉が開いているような予感がします。

蒟蒻シルクフードが”おいしい”というアドバンテージを、これから更に活かして行ければと感じました。



この2日間の活動を通して、あらためてこの取組と、群馬という地域との連携に、大きな可能性を感じました。

地域に根づいた産業、人々の営み、食文化の歴史、そして、地域の未来をより良いものへと今を歩み続ける人々の想い。持続可能な社会づくりに向けて通じ合うものがたくさんあります。

今回はご紹介しきれない事も沢山ありますが、引き続き進捗をお伝えできれば、また、意欲ある方々と新たな取り組みを進めていければと思いますので、ご興味を持たれた方はお気軽にご連絡下さい。


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