KIRIN地域トレセン 下野フィールドワーク 2020.01.28-30
早い段階で今回の記事の結論を書いておきますが、”インプット過多で全部書ききれないよ”です。
最小限、ダイジェスト版で自分の為の記録として残しますがそれでも長くなるので読むというより写真見て気になったとこだけ読む。で、いいかもしれません笑
”素敵な写真”はKIRINトレセン専属映像クリエーター、栃木県鹿沼に移住した伊納達也さん(inaho Inc.)の写真を使用しています。
ところどころにリンクを貼っておきますので、気になった方はそちらもご参照下さい。
その上でもっと気になるという方は直接なり小池経由なりでお知らせ頂ければ幸いです。
テーマは『下野と生きる‼』
見るからに濃いメンバーが塗り絵に描かれておりますが、担当プロデューサーは4期の田村友輝さん(有限会社国分寺産業)、そして山口貴明さん(一級建築士事務所アンプワークス)、伊澤敦彦さん(有限会社伊澤いちご園)、大坪亜紀子ちゃん(美容師 / 栃木県下野市地域おこし協力隊)の4名を中心に今回のFWは企画されました。
さて、というわけで毎度のことながら、全国アチコチから今回も変わった人たちが沢山、集まりました。
今回は北は北海道、南(西?)は広島、香川。オブザーバーの方では福岡って方もいらっしゃいましたね。
↓こちらは2日目の集合写真@L'ape Ronza(ラーペロンツァ)
下野市役所203会議室で職員の皆さんが通常業務を行い、市民の方が普通に窓口にいらっしゃっている中、異様な雰囲気の集団に向け、広瀬寿雄 下野市長のご挨拶から開会。
近年の市民との取り組みや市政(財政状況)などお聞かせ頂きました。
一時はやばかった財政も、今では立て直しに成功し、健全経営自治体であるとの事。
素晴らしい。
今回の地域プロデューサー田村君はじめ地域の皆さんの活動に期待しています!とのこと。
詳しくは上記リンクに詳細があるのですが、チームに別れ、配られた時間とお金を社会状況を見極めながら活用し、社会課題を解決してサステナブルな社会を作って行くというゲームです。が、チームに分かれるというところがミソ。それぞれのチームに個別の目指すゴールがあり、かつ、課題(解決の為のアクション)のコストや社会的影響、効果が違うのです。やりたいけど出来ないことはどうやって解決する??
ゲームが進むと、経済・環境・社会の情勢が変化していきます。例えば、社会環境が悪くなりすぎると、実行できないアクションが出てきたり、お金が足りないとか、時間はあるのに。といった具合に単独チームではなかなかゴールにたどり着けないことも。
我々のチームのゴールは『大いなる富』。初期で配られたカードと隣のチームとのコスト(時間とお金)のトレードがうまく行き、単独での目標達成は一瞬だったのですが、、、
※ここから先は是非ご体験下さい。
市役所をあとにし、『古民家TSUBAKIYA』に移動して、障害者雇用支援に取り組むBridge山口理貴さんのお話を聞きました。
山口さんは、就労支援NPO、ハローワーク勤務を経て、障害者雇用コンサルティング事業を行っています。
続いては『介護付有料老人ホーム 新(あらた)』内のCAFEくりの実へ移動してランチ。
カレー到着前から、トッピングの揚げ物と食欲の猛者たちの人数が合わずドキドキの店内w
美味しいカレーと(無事に)トッピングをゲット。その後は当然おかわりw
やはりカレーは空気。
ハッシュタグ #curryistheair を検索すると俺の投稿しか無いはずです。
カレー大好きです。#curryistheair Tシャツ、今年は作ります。デザイナー募集!
【 介護3.0 】
満腹になったあとですが、目が覚めるような衝撃の出会いの時間がやってまいりました。
この施設の施設長、横木淳平さんのプレゼン&施設案内です。
私には介護を生業とし、介護の世界をより良くしたいと活動する弟がいるので、これまでの介護と本来こうでありたいという介護のギャップは人より多く見聞きしていると思います。横木さんのお話でも、テクニカルなところについてはうんうん。そうだよね。しきり。
何が衝撃かというとその情熱。そして時に(あえてか?)言葉を選ばず発するそのひとことひとこと。介護とは何か、人と接することとは何か。それを突き詰め続ける男の言葉が心にまっすぐ突き刺さる。
”自分はそもそも他所から来た人間だし、理想の介護をやるためにこの場所を選んできた。地域づくりなんてこれぽっちも考えてなかったし、やるつもりもなかった”
でも
”僕たちの「介護」を徹底的に磨く”
そうすることで
”下野市の「自慢」「誇り」になる。”
弟はじめ身近な友人のみなさん、もう、会いたいでしょ?w
自分が行動することで、自分が、誰かが、地域を誇れるようになる。する。
だいぶ前に”故郷群馬に愛と誇りを”と自分を鼓舞して走り始めた事を思い出して目頭が熱く。。。
横木さん、いや、淳平!大好き!
気になる方はコチラのブログを⇨『介護3.0』
施設の建築デザイン、設計も素晴らしい。
職員が仕事(管理)しやすいようにではなく、利用者目線で、楽しくなる、じっとしていられない(部屋で動かない習慣をつけない)、動いて元気になる。自信をもてるようになる。
そんな想いを体現している施設。
気になった点は書ききらないので後で質問して下さい。
というか、一緒に行きましょう。
※2月1日追記:今月後半、群馬で彼に会えるかも知れません。会いたい方は個別メッセージ下さい。予定が整い次第お知らせします。(←情報漏洩w)
新での最後のプログラムはERICCO BOOKワークショップ。
”カラリエーションペーパー(coloreation paper)
色を創り上げていく紙
皆でシェアするこの カラペ がERICCO Magicを起こします”
※webより
柏倉裕美子さん(ワクワク親子企画ohana)のハワイアンリトミック教室の話〜読み聞かせの会、そしてNPO法人ERICCO BOOK PROJECTの今井絵里さんも交えてワークショップを開催。
ちぎり絵本を作る為に使うのは折り紙や千代紙でなく、その紙すらも手描きで世界に二つとないオリジナルのもの。
ワークショップをプロデュースしてくれた裕美子さんのプラスオーラ(輝き)がこれまた”ハンパない”と地元メンバー(特に男性陣)からは「眩しすぎて直視できません。」と。
紙(カラペ)とハサミとのりを使ってメッセージカードづくりに”没頭”するオトナたち。
感じるままに紙を選び、切ったり貼ったり。
これ誰の作品でしょうか?
フラスコからモクモクしてますね
誰かに想いを伝えるための手作り絵本(切り絵とその”紙”)のご紹介のあと、自分のカードを作ってみよう。ということで、函館FW後に仲間と起業した函館の矢田項一君に縁起だるまの切り絵カードをプレゼント。眼は本人に(もちろん切り絵で)入れてもらいました。
国分寺産業スタッフによるパッカー車ごみ収集デモンストレーション&体験も行われました。
写真の順番がちとずれた。後日修正します。
日もくれて、田村友輝さんの店”源天 本店”でプレゼン&懇親会。
産廃処理、ごみ収集事業者からなぜ飲食店経営を始めたか。
きっかけは「社長!居酒屋やりましょう!」というスタッフのひとことだった。(その時点では即却下だったらしいがw)
続いて、プレゼン。
しもつかれブランド会議について(ブランディングデザイナー・青栁徹さん)
ココがカオス過ぎて、写真とか一切無い。
そもそも地元の人以外知らない(言い切る)”しもつかれ”に異常なまでにこだわり、手段を選ばずとにかく”しもつかれ”を推しまくる。
結局その”しもつかれ”推しにまんまとやられ、いま備忘録を書いているこのPCにも”しもつかれブランド会議ステッカー”が貼られていますw
川村葉子さん(雑穀エキスパート / しもつかれアレンジ料理家)による”3段階強度別”しもつかれや、アレンジ料理試食などあり、美味しく(私はw)頂きました。
”しもつかれ”は地元でも好き嫌いがはっきり分かれるという個性的な伝統料理。
気になる方は是非掘り下げてみて下さい。
なんと2月には”しもつかれWEEK『朱巡-akameguri-』”という謎なイベントも開催されるとのこと。
”しもつかれブランド会議”にじかに触れるチャンス!もしくはピンチ!w
どう捉えるかは、あなた次第ですwww
NIPPA米の田中潔さん、自分で作ったお米で自分で日本酒をつくり自分で売るスタイル。
”新波”袋吊りはじめ3種頂きましたが、美味しかったです!
※しもつかれの呪いで日本酒、しもつかれ盛り合わせプレート(自縛?w)さらにこの後の懇親会の写真がほぼありませんwww
集合写真で初日公式プログラムは終了。
書いている自分も眠くなって来たので本日はここまでで終了。続きは後ほど。(2/1 2:55AM)
「地産地消」×「産地直送」でうまいものを届ける”源天”のお料理たち。
とても美味しかったです!
初日の懇親会後は宿泊先ホテル目の前の”えんてんか おもちゃのまち店”という田村くんの先輩のお店で二次会(写真無し)。白湯餃子鍋、美味しかったです。
さて明けて2日目は”源天 道の駅しもつけ店”にて朝食。
ここでは、農業生活研究会婦人部の方に地域食の朝ごはんとして、特産品である干瓢(かんぴょう)の卵とじお吸い物などを始めとした朝食を頂きました。
下野市は干瓢生産日本一!かんぴょうwiki
下野で事あるごとに干瓢を頂いて、今までほとんど巻物でしか食べてこなかった干瓢のイメージが変わりました。
6枚前の写真の”きっかけを作った”アノ男が登場!
道の駅視察(何故か食後にシュークリームを買い食いw)を終え、次は吉田村石蔵に移動。
伊澤いちご園の伊澤敦彦さんから、吉田村アグリツーリズム、石蔵を活用した構想のお話を伺う。
地域のみなさんと協力して「吉田村まつり」の開催も行う伊澤さん。
実は「ぼくはこの吉田村が大嫌いだったんです」と言う。
※ご本人の想いが詰まったインタビュー記事を見つけたので貼っておきます。
上のインタビューをご覧頂いた方は、吉田村が嫌いだった伊澤さんが何故いま、この地域を愛し活動しているのかおわかり頂けただろう。
今後の構想(イラストも伊澤さん作)
そして、そんな伊澤さんとともに吉田まつりを、この地域を盛り上げる仲間たちがいる。
”吉田まつりから地元の未来へ”と題して語っていただいた、上野ファームの上野和則さん。
”若手農業者として”というテーマで、海外へ渡り世界の先進農業を学び、自らスマート農業を推進し、”カッコイイ!”と言われる農家を目指す上野将さん。
「この土地で、農業をやりながら、とにかく家族を幸せにしたい。」
「イケてる農家になって、農家に人が憧れるようになりたい!」
ここでも、初日の横木さんと同じような言葉が。
「”まちづくり”とか”地方創生”とか、最初からそんな事を思って行動してきたわけじゃない。自分の出来ることを磨いて、極めて、自分と大切な人が幸せであることが一番。それだけ。」
そういう皆さんが、伊澤さんや田村さん、地域を良くしようと活動する(スタートはそもそも同じだったのかも知れない)彼らと出会い、
「自分と大切な人を幸せにすること」が、結果として「地域が良くなる」ことに繋がる。
そう感じたのではないだろうか。
「自分の仕事」や「なりたい自分」、「家族のありかた」にとことんこだわり、まっすぐ取り組むこの下野に住むイケてる人たちが、同じ道を少し先に歩いてきた仲間を見つけ、自分のしていることが自分に返ってくるだけでなく、未来の地域を繋いでいく。
まさに持続可能な地域づくりではないだろうか。
伊澤さん、山口さんたちは
「僕らは足掻いているんです。」
と笑いながら話す。
「俺も足掻いてる」と心の中で呟きながら激しく共感する。
今回のフィールドワーク、このあたりで核心にだいぶ迫ってきた。
(東京から友達が会いに来てくれたので今日の追記はこのあたりで終了。2/2 0:16)
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