丸の内朝大学 クラス委員旅行IN群馬(前編)
「丸の内朝大学」をご存知ですか?「my 朝を、たのしもう」というコンセプトで、2009年に開講、
2今年開講9年目を迎え、のべ1万7千人以上の方が通われている学びの場です。※詳細はリンク先を参照下さい。
この度、19クラス(本日現在WEBに掲載されているクラス数をカウントしています)の中の『クラス委員』さんの研修旅行先として、我が地元、群馬を選んで頂き、一泊二日に渡り、高崎〜上野村〜富岡〜安中とご案内させて頂きました。今回はその前編です。
研修の旅のコンセプトは『過去〜現在〜未来を巡る 高崎ツアー』という事で、高崎を起点とし、群馬県内(今回は西上州)の様々な場所へ行き、ヒト・コト・モノと出会って頂くべくご案内しました。
初日の立寄り先は以下の通り。
からの高崎まちなかバルホッピング(希望者)
▼高崎駅に集合して、一路バスにて山名八幡宮へ
▲丸の内朝大学(※以後朝大)メンバーと事務局の皆さん。午後一の集合の前に、『高崎はパスタの街』らしい。って事で、シャンゴさんで食事をされたり、「やきまんじゅうを食べて来ましたー!」なんて方もいたりと、日頃から朝活されてる皆さんは超元気&アクティブ。
▼ほどなくして、到着。上信電鉄の線路を支えていらっしゃいますw
安産・子育ての【山名八幡宮】
840有余年の歴史を持つ神社。近年では、新たな時代における地域の拠り所としての役割として、神社の魅力や意義を再構築するだけでなく、地域コミュニティのコア・ハブ機能を高めている。子育て支援、教育事業、安心安全な食、地産品の利活用やブランディングなどを、神社の成り立ちや地域性を踏まえ、時代に即した形で発信している。
朝の冷え込みの厳しい日だったので、気温もそこまで上がらず、同敷地内にあるOsotoさんで販売されていた地元食材を使ったオニオングラタンスープを頂いて温まりました。こちらは、安産と子育てで知られる山名八幡宮境内(群馬県高崎市)に、子供の肌を健やかに守ることをテーマにしたスキンケア化粧品・衣類・雑貨のコンセプトショップ。
▼社殿に続く階段をのぼると、会社の祈願を終えた地元の先輩にも遭遇。
同敷地内にある天然酵母のパンのお店『ピッコリーノ』のパンを試食させて頂きながら(写真ではもう食べ終わっていますが)高井さんの活動の根幹にある『神社から地域を変えたい』という思いと、これまでの変遷が語られます。
▼『山名八幡宮ならではの』という思いが込められリデザインされたお守りを撮影する朝大メンバー
お話を伺ったあとは再び外へ出て、空き家をリノベーションして12月にオープンしたばかりの『yama na michi』へ。リーズナブルで美味しいコーヒーを頂きました。このお店や漬物店『宮石青果店』は近隣の人はもとより、世界記憶遺産に認定された『上野三碑』を訪れる方も暖かく迎えてくれます。
▼記念撮影
高井さん、大井さん、山名の皆さん有り難うございました。
▼少林山名物の石段前にて集合写真。
▼階段の数を数えながら登ります
▼朝の冷え込みを物語る1枚。(この日の高崎市の最低気温は氷点下5度!)
みなさん思い思いに参拝
▼一週間前に春の七草大祭を終えるも、新年で忙しい中、廣瀬一真副住職に、少林山達磨寺の成り立ち、達磨寺と地域との関わり、これからのありかたについてお話を頂きました。
▼高崎市西部を一望できる本堂前にて。廣瀬君は高崎青年会議所の後輩。最近では禅の修行道場で対話の場作りなどの取組も一緒に行っています。彼の後ろにあるだるまはライトアップ用のものであり、朝大メンバーは”ダルミネーションですね!”なんて命名されてました。
▼本堂前で廣瀬副住職と記念撮影。その後各自見学&散策。御朱印帳をご希望の方は写経をし、それ以外の方は達磨堂(新旧、そして全国各地のだるまが展示されています)を見学したりした後、達磨寺を後にしました。
廣瀬副住職、有り難うございました。
懇親会前最後の立寄り地は、だるまの生まれる場所である工房見学と絵付け体験に。
高崎だるま、選挙だるま、必勝だるま、干支だるまなど各種だるまの製造・販売をてがける
【今井だるま店】へ。高崎市の豊岡という地域にあり、およそ100年間にわたりだるまを作り続ける工房です。この豊岡という町は私が生まれ育ち今も暮らしている、地元中の地元です。
高崎市で生産されるだるまは全国の総生産量のおよそ8割を占めるといわれ、その中でもこの地域に大部分の工房が集中しています。現在では『高崎だるま®』として商標登録されていますが、それまでは長きに渡り『豊岡だるま』として、内外の人々に親しまれて来ました。
詳しくは▶高崎だるまの歴史について
▼今井だるま店”NAYA”外観
▼まずは創業当時の工房であり、農業や養蚕なども行っていた”納屋”を見学。
広島産牡蠣(の殻)100%使用の”胡粉”(だるまの下塗りに使用して、塗料のノリを良くしたり、強度を上げたり、また、へった(重し)をつける接着剤としても使用するもの)や”巻藁”(だるまを乾燥させる際に使う道具)など、製作に関する様々なことをお話し下さいました。
▼一回りして工房へ戻り、今井さんご自身による絵付け(眉髭の書き入れ)デモンストレーション。
これから絵付け体験をされる皆さんは、動画や写真を取りながら、真剣に今井さんの筆の運びに見入っています。
▼”縁起だるま”高崎だるまの特徴的な眉と髭は、鶴と亀の形になっています。
▼秩父のだるま市から戻られた直後で『デモが出来る集中力が残ってるかなー。笑』とおっしゃられていた今井さんでしたが、ひとたび筆を手にすればそこは超一流の職人さん。美しい鶴と亀を描かれます。
▼”NAYA”の2階に移動して、全員で一斉に絵付け体験!最初はざわついていた2階でしたが、じきに静かになります。笑
▼個性豊かな”世界にたったひとつの高崎だるま”が完成!記念撮影!
▼”着ぐるみ”ならぬ”着だるま”をみんなで着回し
▼サイズ感がバッチリだったのでソロで掲載します笑
後ろでは熱く熱く語る今井さん。これからも、この豊岡から、高崎だるまを通じて、地域を一緒に盛り上げて行きましょう!お疲れのところ本当にお世話になりました!有り難うございました!
というわけで、一日目の視察研修はひとまず終了。会場を移して大懇親会へ。
▲2016年8月に『高崎田町屋台通り 中山道恋文横丁』がリニューアルしてオープンした、高崎駅から徒歩10数分のところにある常設のアーバンアウトドアBBQフィールドです。
高崎田町屋台通り 中山道恋文横丁(私が名付けました)は、10数年前の閑散とした中山道沿いで、地元にファンタジーを創出する場所創り、地産地消と他地域との交流促進、起業促進を目指して創業しました。
ピーク時には年間のべ15万人の来場という人の流れを生み出し、6年間で19店舗の卒業店を輩出し、中心市街地の空き店舗解消(約120店舗⇛20店舗強まで減少)に少なからず寄与しつつ『高崎のまちなかを訪れる理由づくり』を行ってきた、地元の有志と地元金融機関(しののめ信用金庫)による出資100%の『民間による公共事業』です。
その立ち位置は屋台通り(2009-2015)の時からそのまま、新たに、誰でも何かにチャレンジできる『民設の公園的空間であり実験場(=ラボ)』です。
”LLC高崎食文化屋台通り”の一員として、私も出資・運営しています。
”いつでも手ぶらでBBQ”を楽しんで頂きつつ、各種ワークショップや講演会、食やお酒のイベント等々、様々な取組を主催、また、地元の事業者や団体、個人の方と共に展開しています。
▼半日の濃厚な視察研修を終えた皆さんは腹ペコ。ここで、地元の生産者さん、料理人など、地域づくりに関わるメンバーも合流しての大懇親会スタートです。
▼地元メンバーのご挨拶。今回参加してくれた地元の方々は
堀澤宏之さん(郷土料理・発酵料理研究家・クラフトビール醸造家。ザブン・シンキチ醸造所オーナー)
横山明伸さん(料理人。BISTRO KNOCKS・ワインバーCOZYオーナー)
HIROSHI WATANUKIさん(農業を通じた社会福祉と地域づくり活動。農業法人アグリファームジャパン)
黒岩修さん(群馬のクラフトビール界のレジェンド。醸造家。嬬恋高原ブルワリーオーナー)
石井邦彦さん(こんにゃく生産者。石井メイドオリジナル代表)
渡辺大輔さん(TAKASAKATSU!(高崎×朝活)。議員秘書)
▲自己紹介の頃は緊張した面持ち。
▼からの『乾杯ー!』で幕を開ければ和気あいあい。
▼上野村農協の小池銀太さん(ぎんちゃん)は明日の視察先から前日にもかかわらず駆けつけてくれました。上の村特産、猪豚ベーコン、猪豚フランクを手に、年間300頭程度のみの出荷の超希少な特産品である猪豚や、加工工場などの紹介をしてくれました。
▼20年前から群馬でクラフトビールを作りつつけるレジェンド”妻ブル”の黒岩さんはクラフトビール4種をお持ち下さいました。
▼堀澤さん(シンキチ醸造所)の作る高崎のクラフトビール『橙橙(だいだい)』を味わうべくドリンクカウンターに並ぶみなさん
▼朝大メンバーで乾杯!
▼森人の梅『辛小梅』。やみつきになる味です。
▼綿貫さん、石井さんと。綿貫さんはサラダとおっきりこみの材料の野菜を沢山お持ち下さいました。白菜、キャベツ、ルッコラ、ネギ等など、瑞々しくて美味しいと大好評で、キャベツをお持ち帰りになられた方も。石井さんは絶品のこんにゃくをお持ち下さいました。私も初めて頂きましたが、ホントに美味しい!
▼石井さんのこんにゃく達。オススメです!
▼TAKSAKATSU大ちゃん(中央左)。頼れる年下の友人です。高崎の地域の人や活動をみなさんにお伝え頂きました。
▼乾杯は終わらない。堀さんの橙橙もみなさん絶賛でした。
▼中條さん(あやちゃん)のパプリカ。美味しいこと、健康なことを第一に、大切に作られた本物のパプリカ。あまりの瑞々しさと美味しさに一同驚き、更に『秋に収穫して保存していたものです。』と中條さんから聴いて更に驚くという。
▼パプリカ農家として起業し、土で育てた本当に美味しいパプリカを伝えるあやちゃん。輸入パプリカが9割以上、残りの1割の中でも水耕栽培でないものは本当に少ないそうです。妊娠出産子育てとパプリカ生産のお話、農薬ではなく害虫を食べる益虫を使った栽培方法など、様々な情報を頂きました。
▼横山シェフの調理写真がありませんが笑、今回は、地元の郷土料理『おっきりこみ』を地元野菜(綿貫さんから)をふんだんに使って作って頂きました。寒さも考えての彼の温かいおもてなし。有り難う!
それから、葉物野菜に福島さんの唐辛子で漬けた梅の果肉を使ったドレッシングの新鮮野菜サラダも作ってくれました。
野菜の甘味とピリッとした後味のドレッシングのマッチングが素晴らしかった。
▼中締めは明日の視察先上野村から来てくれた銀ちゃんに、今日の出会いに感謝して、明日の無事も祈念して。
初日のスケジュールは一旦ここまで。
しかし、高崎の夜の町を知ってもらわなければ、お越し頂いた意味がありません!
『魅力的な人と食のパラダイス高崎バルホッピング』
に出発です!魅力的なオーナーと食のお店を15店舗ほどご紹介し、皆さんの気になったお店に自由にお出かけ頂きました。
『あの店から来たよ。』
『あの人から聴いてきたよ。』
と言えば、すぐに繋がる。アテンドいらずなのが高崎の飲食店の魅力です。
▼訪れたお店でも、地元の先輩後輩に必ずと行っていいほど会えてしまいます。
『純手打ちそば処 幸盛』では、地元神輿会の皆さんや、若き映画監督とも遭遇。
監督の手がけた作品のひとつ、高崎移住PRCM『ココロカヨウマチ』は、高崎青年会議所が立ち上げ、進めている『高崎移住計画』のCMコンペグランプリ作品です。※筆者も出演させて頂きました。
▼片付け等もあり、バルホッピングでまんまと朝大のみなさんから出遅れた地元メンバーズ。朝大メンバーに会えたことが本当に良かったとハイテンションのまま、もう一軒(私はその後もw)はしごとなりました。(帰宅4時、就寝6時、7時起床。勝手にハードスケジュールにしてしまいましたwww)
▼クラス委員旅行の裏方を担う事務局とっきー。そば焼酎のそば茶割を手に。ひとまず初日お疲れ様でした!
シェフ横山くんが手に持つ更には、店主山岡さん考案、専門店もオープンした高崎の新名物『コウモリの羽』が。
山岡さん、いつも有り難うございます!
半日分しかかけてないのに、長かったですね。苦笑。これでも全然端折っているのですが。。。
というわけで、【後編】に続きます。
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